なるほど！深層心理で豆知識 ／ vol.37

「相手の心が読めたら、もっと上手く付き合えるのに……」と思うことはありませんか？　実は、何気ないしぐさや行動、思わず口から出た言葉には、人のホンネが表れているのです。今回は、“飲食に対するこだわり”でわかる隠れ性格です。気になる相手の傾向をチェックして、今後のお付き合いに大いに役立てましょう！

　朝夕の寒さが身にしみる季節となり、体の温まる鍋料理が美味しい季節となりましたね。忘年会などで、飲食の機会が増えるこの時期、食べること・飲むことが好きな方にとっては、ことに楽しい季節なのではないでしょうか。ところで、食やお酒に関してのこだわりからも、本人の性格が見抜けると知っていましたか？

「あの店の鉄板焼きは絶品だよ」「あの店には他店にない、珍しい日本酒が置いてあるそうだ」など、店情報をチェックし、自らも話題となっている店に足を運ぶ人は、行動力・判断力があるリーダータイプです。反面、批判精神旺盛なのが玉にキズ。楽しく盛り上がっているところに、水を差すような発言があるかもしれません。

　反対に、自分からは何も言わないけれど、意見を求められると自分なりのオススメがスラスラと出てくる人は、サービス精神旺盛で気配り上手なタイプ。皆が楽しめればそれで良いと考えるので、自分からはあえて主張をしないのです。

　また、「オススメの店はある？」「何が食べたい？」と聞かれて、「特にない」「何でもいい」と答える人もいます。そういう人は、誰とでもうまく付き合っていきたいと思うタイプで、実際、人間関係も良好なほうです。しかし、優柔不断さや八方美人的な面も合わせて持っているので、いざというとき、頼りなさを感じるかもしれません。

　一方、馴染みの店や、何度か足を運んだことがある店にばかり行きたがる人もいますよね。そういう人は、自分のテリトリーを大事にしたいタイプで、物事にのめり込みやすい傾向があります。自分と気の合う相手とは、長期にわたって信頼関係を築いていけますが、相容れない相手に対して、場合によっては敵対心をあらわにすることも。

　では、お酒についてはどうでしょうか。いつも一軒だけでは飽き足らず、はしご酒をしたがる人は、お酒好きというよりは寂しがり屋です。一人暮らしならなおのこと、家族がいてもなかなか帰ろうとしない人は、家に自分の居場所がないと感じている可能性が。男性の場合、選ぶ店がスナック系なら、女性にちやほやされることで、失った自信を取り戻そうとしているのかもしれません。

　ただし、グループで飲んだ後、ひとり行きつけのバーなどに行く人は、意外にも社交的です。人間関係のしがらみを嫌い、その日初めて会った人との会話を楽しむことに喜びを見出すタイプです。本人は、そうして日頃のストレスを発散しているのでしょう。

　さて、あなたが気になる相手には、飲食に対してどのようなこだわりがあるでしょうか。相手の意外な面を発見できれば、より楽しく付き合えるようになれるかもしれませんね。

（文／花梨）