なるほど！深層心理で豆知識 ／ vol.28

「相手の心が読めたら、もっと上手く付き合えるのに……」と思うことはありませんか？　実は、何気ないしぐさや、思わず口から出た言葉には、人のホンネが表れているのです。今回は“利き脳”のチェックで、相手の思考パターンや性格をさぐります。気になる相手のことを知って、良好な人間関係を築いていきましょう！

　人には利き腕があるように、“利き脳”というものがあります。利き脳が右か、左か、それとも両方を使っているのか、調べることで、考え方の癖や性格、そしてコミュニケーション方法などがわかります。

　相手のタイプを知るには、相手が、両手の指を組んだときと、腕を組んだときに、左右どちらが上になっているかチェックする必要があります。とは言え、滅多にこのポーズをとることはないので、組んでもらうようにお願いしてみましょう。

　このとき、右手の指や右腕が上にきていれば、左脳が利き脳ということがわかります。左なら、右脳が利き脳ということです。指と腕で上になるほうが違う場合もありますので、組み合わせで性格を判断します。

「右手の指と腕がどちらも上の人（左脳が利き脳）」は、論理的に物事を考え、的確に表現できるタイプ。また、几帳面な努力家で、完璧主義の面もあるようです。そのため、面白みに欠けるところがあるかもしれません。このタイプの人には、グループのまとめ役になってもらったり、わかりづらい内容を上手に説明してもらうといいでしょう。

　反対に、「右手の指と腕がどちらも下の人（右脳が利き脳）」は、論理より感覚で物事をとらえ、表現するタイプです。ひらめきに優れますが、言葉で伝えるのが苦手なようです。性格的にはマイペースで飽きやすい面があるでしょう。このタイプと仕事をする場合、制約をするより、自由に発想してもらったほうが互いにプラスになるはずです。

　一方、「右手の指が上、右腕が下の人（右脳と左脳が利き脳）」は、物事を論理的にとらえるのですが、それを表現しようとすると感覚が優先してしまい、うまく説明できないタイプです。そのため説明が屁理屈に聞こえがちです。性格的には、人付き合いが良く、物事にはあまり執着しない人。このタイプには、質問形式でイメージを言葉にする手助けをしてあげるとスムーズです。

　逆に、「右手の指が下、右腕が上の人（左脳と右脳が利き脳）」は、物事を感覚で捉え、それを人に説明するのが上手なタイプです。個性も強いほうで、こだわりを持って物事に取り組むところがあるようです。このタイプの人は、特に気を使わずに付き合っていけそうです。また、公の場での発表を任せると、うまくまとめてくれるでしょう。

　このように相手のタイプがわかれば、相手とコミュニケーションをとるときに役立つでしょう。あなた自身のこともわかるので、ぜひチェックしてみてください。

（文／花梨）