「相手の心が読めたら、もっと上手く付き合えるのに……」と思うことはありませんか? 実は、何気ないしぐさや、思わず口から出た言葉には、人のホンネが表れているのです。気になる相手の行動をつぶさにチェックして、心の内側をのぞいてみましょう!
「笑う顔に矢は立たず」という諺をご存知ですか。「笑顔で接して来る人に対しては、憎しみも自然に解ける」という意味です。もしも、あなたが好ましくない相手から笑顔で挨拶されても、さほど悪い気はしないのでは? 人情とはそういうものでしょう。
しかし一方では、笑顔は自己防衛手段であるとも言われています。一般的に、笑顔は親しい相手に対して多く見せる傾向があるため、中には、あえて笑顔を作って取り入ろうとする人もいるでしょう。相手の笑顔が本心なのか、または作り笑いなのか、見分ける方法は顔の表情にあると言われています。
通常、人は「楽しい」「うれしい」「面白い」という感情を抱いたときに、その心情がまず口元に表れ、次に目に現れるそうです。つまり、先に口元が笑い、次に目が笑うと、本心から笑っていると判断できますが、口と目の笑いが同時だったり、口だけ横に広げられて目の表情が通常と変わらない(目にシワができたり、細くなっていない)場合は、作り笑いとも考えられるのです。
例えば、あなたが人と話していて、相手に作り笑いが見られるようになったら、その人は本心を隠しているか、あなたとの会話に退屈している証拠だと思って良さそうです。そんなときは、話題を変えたり、相手に話させるようにして、態度を観察すると良いでしょう。自分に好意的な相手であるなら、好ましい変化が見られるはずです。反対に、一向に様子が変わらなければ、相手はあなたとの間に距離を置いているか、何か企みがあるのかもしれません。
とは言え、微笑むという行為は人間関係を潤滑にしてくれるものであることに変わりません。信頼関係のある相手であれば、やはり笑顔で接する機会を増やしたいものですね。
(文/花梨)
◎気になるあの人の心をリーディング! vol.1 恋するあの人は、私のことをどう思っているの?