「相手の心が読めたら、もっと上手く付き合えるのに……」と思うことはありませんか? 実は、何気ないしぐさや、思わず口から出た言葉には、人のホンネが表れているのです。今回の深層心理は、相手の歩き方によって性格の傾向をさぐるというもの。グループで行動するときにチェックして、チームづくりの際に役立ててみてはいかがでしょうか。
2015年、本州の梅雨明けは7月16日から始まると予想されているそうです。梅雨が明けるといよいよ夏本番。暑気払いに居酒屋で一杯……という機会も増えそうですね。そこで、目的地へ向かってグループで歩き始めたときに、皆の歩き方に注目してみてください。歩き方や歩くポジションで意外なことがわかります。
まず、大股で堂々と歩く人。このタイプは一見、おおらかに見えますが、自分を堂々と見せたい、独立心をアピールしたいなどという願望があり、少々打たれ弱い面もあるようです。一方、小股でせかせかと足早に歩く人は、言わずもがな、気持ちに余裕がないタイプ。また、自分を忙しそうに見せることで、周囲に能力のある人間だと見られることを望んでいます。なお、後者は、功を焦るあまりミスが多いので、チームを組んで仕事をする際には注意が必要でしょう。
また、歩くポジションによって、仕事での適材適所がわかります。リーダーに適しているのは一般的に、さっそうと先頭を歩く人だと思われがちですよね。しかしそうではなく、つねにグループの一番後ろを歩く人こそリーダーの素質があると言われています。最後尾にいて足の遅い人をフォローし、皆の足並みがそろうよう、気づかいながら歩くからです。このタイプは、歩くペースが遅くて小走りで皆の後を追いかける人とは異なり、歩き方に余裕が感じられるはずです。
もしもあなたが中間管理職の立場なら、つねにグループの最後尾を堂々と歩くタイプにチームのリーダーを任せるとスムーズです。方や、後ろを振り返ることなく、先頭をマイペースで歩く人は、周囲に合わせることが苦手な人が多いので、ある程度個人で進められる仕事を与え、責任を持たせたほうがうまくいくでしょう。また、小股で早足に歩く人はリーダーの補佐にすると力を発揮でき、皆と足並みをそろえて列の中央を歩く人は、チームでも、個人でも臨機応変に対処できるタイプですから心配ないでしょう。
このように、性格が現れやすい“人の歩き方”に注目してみるのも、人事の判断材料の一つになるかもしれません。
(文/花梨)
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