「相手の心が読めたら、もっと上手く付き合えるのに……」と思うことはありませんか? 実は、何気ないしぐさや、思わず口から出た言葉には、人のホンネが表れているのです。気になる相手の行動をつぶさにチェックして、心の内側をのぞいてみましょう!
別れを惜しむ恋人同士が、互いの姿が見えなくなるまで手を振っている……。こうした光景は、日常的に見かけますよね。相手に寄せる思いが強いほど、名残惜しく、いつまでも愛する人を見守っていたいという気持ちがわくものです。
別れた相手の姿を見守りたいという思いは、恋人同士に限らず、友人間でもあるでしょう。つまり、自分に対する相手の思いを知る鍵は、別れ際の態度にあるとも言えるのです。そこで、同性異性に関わらず、ちょっと気になる相手がいたら、「さよなら」の言葉を交わした後、相手を見送ってみましょう。
例えば、二人で電車に乗っていて、相手が降りたとき、ホームで電車が発車するまで見送ってくれたり、振り返ってあなたに挨拶してくれるようなら、相手はあなたのことを大事に思っている証拠。ことに仲の良い友人であれば、ニコやかに手を振り、「今日は楽しかったね」「また会おうね」というサインを送りたくなるのが人情でしょう。
しかし反対に、相手が急ぎ足でスタスタと歩いていくなら、「早く一人になりたい」と思っているか、他のことに関心が移っていると考えられます。けれども、相手との心の距離が縮むにつれて、別れ際に「名残惜しさ」を示すようになるはずです。
とは言え、あなたが関心を引きたい相手に対して、何度も振り返って挨拶するのは、逆効果になるケースも。恋人でもないのに、未練たっぷりの見送り方、別れ方をすると、相手に引かれてしまう恐れがあります。相手が見送ってくれたときに、一度だけ振り返って、笑顔を見せたほうが適度な余韻を残せます。そのほうが「また会って話したい」と思わせることができるのではないでしょうか。男女の別れのシーンでは、このような心理的な駆け引きをしてみるのも良さそうですね。
(文/花梨)