なるほど！深層心理で豆知識 ／ vol.15

「相手の心が読めたら、もっと上手く付き合えるのに……」と思うことはありませんか？　実は、何気ないしぐさや、思わず口から出た言葉には、人のホンネが表れているのです。今回は、あなたを褒めちぎる、交際中の男性の心理をチェック！　相手の気持ちをうまく汲んで、素敵な関係を続けていきましょう！

　お世辞とはわかっていても、人は自分が褒められると、悪い気はしないですよね。子育ても、社員教育も、“褒めて伸ばす”がコツだと言われています。恋愛でもそれは同じこと。相手を自分のものにしたいときは、とにかく褒めて良い気分にさせ、相手の関心を引こうとするでしょう？

　しかも、交際中の男性から、「その髪型、似合っているね」「笑い方が素敵だね」「いつも一生懸命なところが、君の良いところだよ」などと、事あるごとに褒められたら、とても心地良いものです。相手も、あなたの喜ぶ顔を見てうれしく思うでしょう。

　しかし、このような男性と長く付き合いたいと思ったら、決して“褒められっぱなし”で済ませてはいけません。「そのジャケット、とてもよく似合っているね」「さすが、頭の回転が早いね」などと、時には、あなたから相手を褒める必要があります。

　なぜなら、交際相手の女性をやたらに褒める男性の心の奥には、「自分を認めてもらいたい」という気持ちが隠されているからです。性格的には、サービス精神旺盛なお人好しで、自分にあまり自信がなく、人から褒められることで自信をつけていくタイプでしょう。にもかかわらず、あなたから“褒め言葉のお返し”がなければ、悶々とするばかりか、恋心さえ冷めていってしまう恐れがあります。

「お世辞に聞こえては逆効果なのでは？」と思うかもしれませんが、心配する必要はありません。このタイプは、たとえお世辞だとわかっても、あなたが“褒めてくれた”という事実がうれしいのです。また、褒めること自体が苦手なら、相手に何かしてもらったときに、「ありがとう。やっぱり優しいね」「おかげで助かっちゃった」というように、感謝の気持ちを伝えるだけでも効果てきめんです。

　もう一つのポイントは、相手が落ち込んでいるときこそ、「その思慮深さがあなたの長所よ」とか、「こんなに良い面があるじゃない」といったフォローの言葉をかけてあげることです。また、あなたに相談を持ちかけてきたときは、じっくり話を聞いてあげましょう。そのとき、「そんなこと考えていても仕方ない」とか、「だからダメなのよ」といった、否定的な言葉を使うのはタブーです。忠告するなら、「こうしたら良いかも」と控えめなアドバイスをするのがベターでしょう。

　すべてはちょっとした気遣いです。相手を想う気持ちがあれば、きっと良い関係が築いていけることでしょう。

（文／花梨）