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ビジネスに役立つ日本のことわざ

 古くから伝わる四字熟語やことわざには、先人たちの知恵が凝縮されています。時代背景や慣習が異なるにもかかわらず、先人の言葉が現代に生きる私たちの心に染み入るのは、過去も今も変わることのない、人としてのあり方や、人と人とを結ぶ絆の大切さを教えてくれるからでしょう。今回は、ビジネスシーンで役立ちそうな日本のことわざを紹介したいと思います。

頭(かしら)動かねば尾が動かぬ

上に立つ者が率先して行動を起こさなければ、下にいる者は動かない。出典は、江戸時代、天明期(1781〜1789年)に成立した、ことわざ集『譬喩尽(たとえづくし)』(松葉軒東井編)。譬喩尽には、和歌、俳句、流行語、方言なども収録されている。

部下を若鮎のごとく動かすには

 毎年、6月上旬は鮎が解禁になります。時候の挨拶にも、“若鮎のおどる頃”などと表記されますよね。4月から5月頃にかけて、群れで川を遡上りする勇姿は、まさに“おどる”の一語に尽きると思います。

 鮎のみならず、魚類、爬虫類、鳥類、哺乳類など、一般的に動物は、頭と尾は一体です。頭が動けば尾も自然に動き、頭が動かなければ尾も動きません。つまり、「頭(かしら)動かねば尾が動かぬ」わけで、このことわざは、動物の生体をたとえにし、上位に立つ者の行動力、統率力の重要性を説いているのです。

 会社内でも、努力を怠ることなく自ら積極的に行動するような上司の下にいれば、部下も “自分も頑張らなければ”という気になるものでものです。部下を若鮎のごとく精力的に動かしたいなら、まず、自分が手本となるよう行動して部下を発奮させることです。そうして結果につなげていけば、優秀な人材が育っていき、やがて頼もしいブレーンになってくれることでしょう。「やる気のない部下ばかりで困る」と嘆く前に、部下にやる気とチャンスを与えてみる。すると、チーム全体が活気付き、あなた自身の成功にもつながっていくと思うのです。

(構成・文/松岡宥羨子)


参考文献・『故事・俗信 ことわざ大辞典』(小学館)、『ことわざ・四字熟語に強くなる!』(世界文化社)

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