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きな粉パワーでヘルシーに ~ 古から重用されてきた健康食品 ~

  年始を迎え、新たな気持ちで仕事に励んでいる方も多いことでしょう。

 お正月はお餅をたくさん召し上がりましたか? お餅はお雑煮や磯辺焼き、お汁粉など、いろいろな楽しみ方がありますが、きな粉餅にしていただくのも美味ですよね。

 

 きな粉は、炒って皮をむいた大豆を挽き、粉にした食品です。加熱することで豆特有の臭みが消え、香ばしさや甘味が出ます。原料の大豆は、黄大豆、白大豆、黒大豆、淡緑色をした青大豆があり、青大豆から作られるきな粉は、「うぐいすきな粉」「青きな粉」と呼ばれます。黄大豆を原料にしたきな粉は、浅炒りとよく炒ったものがあり、関東では浅炒りを、関西方面ではよく炒った「こがしきな粉」「黒須きな粉」を好むようです。

  ところで、きな粉はいつぐらいから歴史に登場するのでしょうか。

 奈良時代〜平安時代(710〜1192年)の古文書には、大豆を粉にして用いた記述あり、奈良時代初期には、唐菓子の原料の一つにきな粉が使われていました。

 平安時代中期の漢和辞書、『和名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)』(漢和辞書)には、炒った大豆をついて粉にした “末女豆岐(まめつき)”の表記があります。

 

 「末女豆岐」と表されていた大豆の粉が、“きな粉”と呼ばれるようになったのは、室町時代で、庶民にも広く伝わるのは、和菓子づくりが盛んに行われた江戸時代だと言われています。現在、きな粉をまぶした和菓子には、わらび餅、くず(久寿)餅、あべかわ餅、おはぎなどがありますが、それぞれに逸話が残されています。

 

 中でも有名なのは、あべかわ餅です。一説によると、徳川家康が駿河国(現在の静岡県)の金山で採掘した金塊を検分した際、餅にきな粉をまぶして献上した男がいました。菓子名を聞かれると、「金山から安倍川に流れる金の粉をすくって作った“金粉餅”と申します」と言ったので、家康は機智を褒め、この餅を「安倍川餅」と命名したそうです。以降、参勤交代の諸侯は安倍川通過の際に、必ず河畔の茶屋で食べたとのことです。

 

 このように、何百年にも渡って重用されてきたきな粉は、古来より体調を整える消化の良い健康食品であることが分かっており、平安時代の医術書、『醫心方(いしんほう)』にも、きな粉が薬餌として扱われていたことが書かれています。

 きな粉に含まれる栄養成分は、タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン(B1、B2、B6、E、K)、ミネラル(マグネシウム、カリウム、リン、鉄)で、便秘予防に有効な食物繊維も豊富。骨密度低下を抑えるイソフラボンは大豆加工食品の中で最大です。さらに、青きな粉はカロテン、黒大豆きな粉は抗酸化物質アントシアンを含んでいます。

 

 大豆に含まれる豊富な栄養素を効率的に摂取できるのもきな粉の利点で、プロのスポーツ選手が牛乳に溶かして飲んでいると聞きますし、黒ゴマや抹茶が配合されたものや、きな粉豆乳飲料なども出回っているので、楽しく上手に取って冬を乗り切りたいですね。

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