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老化の一因、「体の糖化」について知ろう ~ 糖化の影響と若さを維持する対策 ~

 皆さんは、「体の糖化」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

糖化とは、私たちが食事などによって過剰に摂取した糖と、体内のタンパク質や脂肪が結び付いて異なる物質に変わってしまうことです。こうしてできた生成物は、体内でさまざまな反応を経た後にAGEs(エイジスまたはエイジズ)=advanced glycation endproducts(終末糖化産物)と呼ばれる糖化タンパクとなります。

 AGEsは身体の老化速度を早める物質で、その蓄積によって体のあちらこちらに異変が起きてきます。例えば真皮にAGEsができると、体はこれを排除すべくコラーゲン繊維もろとも破壊してしまいます。すると肌の弾力は低下し、たるみやシワになり、褐色のAGEsの影響で染みやくすみもできてしまいます。血管に蓄積すると動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞の一因に。目に蓄積すると白内障、骨にたまれば骨量減少や骨粗鬆症、脳内に蓄積するとアルツハイマーの要因になるという具合に、健康面でも深刻な病気を招く恐れがあるのです。

 

 しかし、糖は人間の体にとって大事なエネルギー源ですから、極端にセーブしてしまうと体調不良や意識障害が起きる危険があります。そこで、糖分を含めた食事の取り方を工夫して、まずは血糖値の急上昇を抑えることを考えましょう。

 

 血糖値とは、血液の中に含まれるブドウ糖の量のことです。食事で摂取された糖質が消化作用によってブドウ糖となり、小腸から血液によって全身に運ばれるため、食事をすれば誰でも血糖値は上がります。上昇した血糖値は、すい臓から出るインスリンによってブドウ糖が体内に取り込まれると下がっていきます。

 

 ところが、血糖値が急激に上がると、インスリンが不足したり働きが悪くなって、血液中に糖が余るようになります。すると劣化タンパクであるAGEsの生成を促し、さらに、急激にインスリンが出ることで低血糖を招き、糖分の過剰摂取に結び付きます。

 

 こうした悪循環にはまらないようにするために、着目したいのがGI(グリセリン・インデックス)値です。GI値とは、ブドウ糖を100としたときの血糖値の上昇率で、GI値が高い食品ほど血糖値の上昇速度が速いと判断され、食品ごとに定められています。そこで、できるだけGI値の低い食品、野菜、きのこ類、海藻類といった食物繊維を豊富に含む食品を多く取ったり、GI値の高い白米やうどん、パン、ジャガイモなどの炭水化物を、GI値の低い食品のあとに食べて血糖値の急激な上昇速度を抑えるのです。

 

 つまり、食事の取り方としては、食物繊維の多い野菜サラダや海草類→肉・魚などのタンパク質→ご飯やパン、ジャガイモなどの炭水化物という順番です。すると糖質の吸収が抑えられますし、よく噛みながらゆっくり食べれば満腹中枢が刺激され、満足感も得られますから、食べすぎ防止にもなるわけです。さらに、高GI食品を食べる際には糖化抑制に効くと言われているカモミールなどのハーブティーやドクダミ茶、甜茶などを一緒に飲むと良いですね。また、チョコレートやクッキー、ケーキなどが食べたくなったら、間食でなく食後に回すことがポイントです。

 

 体の糖化は加齢などによる代謝の悪化とも関わってきますが、このようにGI値や、年齢・性別の食事摂取基準を参考にしてバランスの良い食事を心がけたり、意識して運動をすることで糖化予防になります。その積み重ねが、若さと健康維持にもつながっていくのです。

 
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