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クレソンを主菜に食してみよう ~つけ合わせだけじゃもったいない底力~

 暑さに負けてはいられないこの時期、スタミナが必要になりますね。ステーキやハンバーグなどの肉料理も食べたくなります。肉料理のつけ合わせにはクレソンがよく登場しますが、ついつい食べ残してしまいがちです。そんなクレソンが肉料理のつけ合わせになるのには理由があります。特に肉料理が大好きな方にはぜひ食べていただきたい野菜なのです。

 クレソンには、カロテン、ビタミンC、カルシウム、鉄分が豊富に含まれており、血液酸化防止に効果があります。血をきれいにして動脈硬化や高脂血症などの生活習慣病の予防や、がんや老化を防ぐ働きがあります。

 

 また、クレソンの葉や茎にはピリッとした辛味と独特の香りがありますが、この辛味と香りのもとは、わさびや大根と同じ、シニグリンという成分です。シニグリンには食欲を刺激して胃腸の働きを高め、消化吸収をよくする効果がありますので、夏バテなどで食欲がないときなどにおすすめです。

 

 風邪にも、解熱や、のどの炎症を抑え咳や痰を鎮めてくれるので咳止めの薬草として使われます。栄養豊かなトマトやアボカドとクレソンをサラダにすれば、生で食べられ、ビタミンが熱で失われることがなく、たっぷりと摂ることができるので美容にも効果的です。さらに、殺菌作用もあるので口臭を予防する働きも期待できます。

 

 クレソンはヨーロッパ原産で、ミズカラシ、オランダガラシともいいますが、日本ではフランス語の「クレソン」が一般化しています。国内へは明治の初頭に外国人用の西洋野菜として導入されました。今では各地に自生しており1年中出回っています。クレソンは、サラダやスープ、あえ物、炒めものにも使え、彩りも良くとても重宝する食材です。つけ合わせのクレソンだってしっかり食べないともったいないですね

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